■ガン検査犬  担当:稲葉友美

前から犬がガンを発見するという逸話的な話があります。
例) ☆腕の傷に過度に興味を示した・・・その後皮膚がんになった。
☆胸に顔を異常なほど押し付けてきた・・・その後乳がんになった。
☆いきなり膝を噛まれた・・・そこにはガンがあった。

‐研究者達が行った実験‐
七ヶ月間、種類や年齢のさまざまである6匹の犬に、膀胱がんの人の尿と膀胱がんでない人の尿を区別する
トレーニングを行いました。
そして、それぞれの犬に対して、1つだけ膀胱がんの人の尿が含まれている、
7つの尿のサンプルをセットした実験が9回行われました。
その結果、41パーセントの成功率でした。
→適当の選んだとすると正解率は14パーセントであり、それよりはるかに多い正解率でした!!
また、膀胱がんではない尿のサンプルにすべての犬が陽性反応を示したので検査してみたところ、
右の腎臓からガンが発見された。このガンは一般的な健康診断では発見されませんでした。

‐どうして犬はガンを察知できるのか?‐
がん患者達は特徴のあるにおいを発するといわれています。
犬はとても優れた嗅覚があるので、科学的な方法では認識するのが困難である特別なガンのにおいを
認識していると考えられます。しかし、それはただ単に1つの化学物質を察知するわけではないのです。
多くのガン患者は血液や尿の中に特異なたんぱく質をもっているので、
腫瘍自体よりもその腫瘍のたんぱく質の臭いを嗅ぎつけているのではないだろうかと考えられます。
→色々言われているが何に反応しているのかまだ解明されていません。

研究者たちは犬が臭いを嗅ぎ分けるとき、科学的混合物のどの物質に反応しているのかを明らかにし、
ガンの特徴的な臭いからガンを見抜いたり、がんの場所をピックアップできたりする
医療器具を製作できるのではないかと期待しています。
ガン研究員は「ガンを作り出す分子の精密な軌跡を調査するために犬の嗅覚を用いることは
すばらしいことである。」と述べています。
ドッグトレーナーの意見は「ガン検査犬にはスパニエルが適しているように思うが、
どの種類の犬が一番適しているかはまだ考え中である。」とのことです。




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